Wuppertal 留学日記

2013年10月から1年間、交換留学でドイツへ行く機会に恵まれました。体験談などを書き残していきたいと思います。

137日目(2月14日 金) お別れパーティ

お別れパーティ

この日は、日本からの半年留学の方々とのお別れ会が開かれました。出発は明日らしいので、かなりギリギリの日程ではありますが、Tandem Tee Partyで懇意にしていた面々みんなでWuppertalのビアホールへ行ってきました。

私は当初、半年留学にしようか一年留学にしようか迷っていたのですが、もし半年を選んでいたらそろそろ帰り支度をしていたはず...ということですね。10月の頭にこちらへやってきたわけですが、既に半年(正確には4か月)経ってしまったとは信じられません。まだまだ語学も十分なレベルではありませんし、旅行も気が済むまでしていません。

旅行に関しては、もともと一年滞在するつもりでのんびりやっていたから気が済んでいないのですが、語学に関しては手加減をしていたわけではありません。若干気が抜けていた節がある気もしますが、だとしても半年では上達を実感できるレベルまでたどり着かなかったのではないかと思います。
というのも、最近になってようやく授業が楽しいと感じることができるようになり、またドイツ語を使うことに関して身構えることがなくなってきたのです。語弊があるかもしれませんが、ここからが本番!というような気持ちさえあります。

お別れする半年留学の方たちは理系の交換留学プログラムを利用してドイツへやってきたそうです。彼ら曰く「単位を取る留学」だそうで、英語で専門科目を受講し、帰国後単位読み替えをすることを前提としてプログラムということらしいのです。
英語とはいえ、受講するのは専門科目ですから、やはり一筋縄ではいかなかったらしく、テストや日々の宿題でかなり苦労していたという話も伺いました。私は半年では短いと思いましたが、彼らは「半年やりきった!」という感じなのかもしれません。

その点、私は今期は語学の授業しか受講していないため気楽なものです。非常にのんびりと贅沢な環境で学ばせてもらっているのだということを再認識しました。


ビアホールは中央駅付近ではなく、Schwebebahn(モノレール)で数駅行ったところにありました。こちらの地区は一度も来たことがなかったため、完全に観光客気分を楽しむことができました。
私のドイツ初ビアホールは、先日のMünchenでしたが、Wuppertalにもしっかりしたところがあったのでした。

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▲小っちゃいSchwebebahnがお出迎え

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▲Schnitzelセット

色々ドイツ料理を食べてきましたが、やはりシュニッツェルが安定したおいしさ。日本人8:ドイツ人3くらいの割合だったので、日本語で喋りまくってしまいましたが、久々に日本の飲み会的な雰囲気を味わうことができて楽しかったです。

それにしても皆さんにはお世話になりました。思えば、Tandem Tee Partyもアニメ会もこの方たちなしには成立しなかったように思います。ドイツに来てから、自立した生活を送っているかのような錯覚に陥ることがしばしばありますが、全くそんなことはありません。
今回お別れする皆さんに加え、Tandemの皆さん、日本の国際交流課の皆さん、両親に友人、それ以外にも色々な方々にお世話になっており、そのおかげで自分は楽しくのんびりと暮らすことができているのだと思います。全くありがたい話です。感謝しなければなりませんが、なかなか自覚的に感謝の念を抱くことは難しいですね。みなさま、ありがとうございました。

今回のようなお別れ会は、そういったことを考えるきっかけになったという意味でも意義深いものであった気がします。
そして、私個人にとっては半年という期間の区切りにもなりました。

これからは、また今までとは少し違った環境の中で生活していくことになるのでしょう。それはそれで刺激的なのでしょうが、どこかさびしい部分もあります。しかし、当初の目的を達成するためには、まだまだ語学も不十分ですし、見ておかなければならないところも多々あります。のんびり暮らしたいとは思っていますが、のんびりしすぎて日々を無駄にしないように残り半年頑張っていきたいと思います。