Wuppertal 留学日記

2013年10月から1年間、交換留学でドイツへ行く機会に恵まれました。体験談などを書き残していきたいと思います。

67日目(12月6日 金) 評価基準

評価基準

冬、始まりました。

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▲一晩でこの白さ

昨晩は大雨が降っていたのですが、朝になったら固まっていました。
地元には雪が積もることなど一切ないので、スゴイスゴイ!とはしゃいで写真を撮っていたところいつも以上に遅刻しました。愚かなことです。
今日は金曜日なのですが、振替授業があったのでした。

今日の授業では、今年の最終テストと今までの成績に関するアナウンスがありました。
一人ひとりに対して「今こんな感じだから、こうした方が良い」という形で、現状と改善点を述べてくださったのですが、自分はテストもそこそこ(前回の勘違いで大失点しましたし)の上に、参加態度?のような観点の評価も低めのようでした。
「もっと積極的に参加してね!」というようなことを言われたのです。最近寝過ごして授業をサボってしまったことを戒められているのかなと思ったのですが、他の人へのコメントを聞く限り授業中の発言の量に関しての注意であるようでした。
どうやら、質問でもなんでもいいので授業中に自分から発言をすることが一つの評価につながるようなのです。


てっきり、受講者がガンガン質問するのは欧州人の国民性なのかと思っていたのですが、もしかするとある種の点数稼ぎという側面もあったのかもしれません。衝撃。
「言語を使った」ことに対する評価であると考えれば納得はできますが、この"授業中の積極的発言
"というのはジャパニーズスタンダードとは大きく異なるため、仮に点数がもらえるとしてもすぐに実行することができません。
また、点数になるということが分かったとたんに積極的発言を始めるというのもなんだかいやらしい気もしますし...

質問スキルは得点スキルなのですね。これが原因で単位を落としてしまったりしたらちょっと恐ろしいです。日本的観点では(寝過ごしを除けば)真面目に受講しているつもりでしたが、欧州的観点からすれば授業中にずっと黙っている無関心な学生になってしまっていたのかもしれません。

以前、文化が180度異なることはない...というようなことを書いたような気がしますが、そうでもないかもしれません。これについては180度...といわないまでも150度くらいは違うような気がします。



さて、金曜日はTeePartyの日です。
今日のアクティビティは折り紙でした。
まぁアレですね。日本人だからって万人が鶴を折れると思うなよという話ですね(鶴すら折れませんでしたごめんなさい)。

折り紙の存在はすでに広く周知されており、鶴くらいならドイツ人も作ることができてしまいます。ですから、折り紙を武器に国際交流をするためには今や鶴では力不足となりつつあるわけです。
鶴を作ったところで「アメイジング...」とはなりません。もし折り紙で外国人を驚かせたければ、日本人をも驚かせるレベルの作品を作り上げる必要がありそうです。


その後は、JさんとCさんに誘われてクリスマスマーケットに行ってきました。今までは軽く見て回ったことしかなかったので、色々教えてもらうことにしました。
以前も紹介したかもしれませんが、クリスマスマーケットで有名なのはGlühwein(スパイス入りホットワイン)です。今まで気が付きませんでしたが、クリスマスマーケットの出店の屋台の中に立ち飲み屋のような出で立ちのものがいくつかありました。そこでGlühweinを飲むことができるのだそうです。
お値段はコップ一杯(約200ml)で3ユーロと、ややお高いです。(ビール500mlが100円弱という相場ですので、コップ一杯のGlühweinはビール1.5ℓに相当することになります。コワイ!)

他には、有名な食べ物として「Reibekuchen」を紹介してもらいました。これはジャガイモから作ったパンケーキのようなものでして、優しいハッシュドポテトといった感じの食べ物です。購入時に「ソースはつける?」と聞かれたので、よく分からないままお願いしたところ「アップルソース」をつけてくれました。見た目はハッシュドポテトのようなものなので、てっきりケチャップとかそういった類のものをつけてもらえるのかと思っていたのですが、甘いソースだったので驚きました。写真は撮り忘れたので、気になる方はGoogleしてみてください。

クリスマスマーケットはショッピングモール前の一帯だけかと思っていたのですが、勘違いでした。「クリスマスマーケット」というエリアがあるわけではなく、街の中心地は路地という路地に屋台が出ており、あちこちが本当に賑やかです。長期間のお祭りといった感じですね。

そのあとはまたCさんの家にお誘いいただいたので、また遊びに行かせていただきました。ありがたい話です。