Wuppertal 留学日記

2013年10月から1年間、交換留学でドイツへ行く機会に恵まれました。体験談などを書き残していきたいと思います。

87日目(12月26日 木) 教会散歩とフォンデュ会

教会散歩とフォンデュ会

昨日はMさんファミリーの皆さんと楽しく過ごさせていただきました。夜には各々帰宅してしまったため、今日は昨日とは打って変わって静かな日でした。一度賑やかな場所に居慣れてしまうと、普段は何とも思わなかった日々の生活が急にさびしくなったりするものですね。帰省症候群みたいなものでしょうか。

さて、昨晩はなんだかんだで夜遅くまで起きていたため、今日は昼前くらいまで寝ていました。
今日はMさんと二人だったので、のんびり過ごせそうです。お昼ご飯にはEnte(鴨)の肉を食べました。初体験だったような気がします。こちらでは一般的な料理なのか、「食べたことがない」と言ったら驚かれました。

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▲鴨肉

冷凍食品のような形で、箱詰めにされていて焼くだけで食べれるというものでした。こんな形で鴨肉が手に入るとは知りませんでした。ちなみに一緒に写っている紫の物体は「Rotkohl(紫キャベツ)」で、ザウアークラウトを甘くしたようなものです。これもドイツの伝統料理だそうです。

食後は何も予定がなかったのですが、Mさんに電話でディナーのお誘いがありました。隣の村の友人が「フォンデュをするから来ない?」と誘ってくれたそうで、私も同行させていただけることになりました。

こういうノリ?も日本では珍しいような気がします。
せっかくだから、隣の村の見学もかねて散歩に行こうということになりました。Mさんが住んでいるのはラインラント=プファルツ州の小さな村です。文字通りのカントリーサイドなのですが、あたりには似たような小規模な村がいくつかあり、孤立しているというわけではありません。
隣の村というとどこか遠くのような印象がありますが、徒歩15分ほどの距離なのです。

しかし、徒歩15分といっても道が舗装されているわけでもなく、原っぱの中を突っ切り、丘を登っていくことになりました。自動車用の道は通っているのですが、徒歩ルートは何もありませんでした。この感覚も日本では(少なくとも私の住んでいる街では)味わえないものだと思います。

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▲隣の村

この村には大きな教会があり、Mさんの村からも見えます。一人で教会観光をするのは気が引けるため、今まで敬遠していたのですが、せっかくMさんも一緒でしたので連れて行っていただくことにしました。

今日は教会には誰もいなかったのですが、扉は空いていました。そういうものなのでしょうか。
中はクリスマスモードで少しデコレーションがされているように見受けられましたが、普段の様子を知らないため何とも言えません。

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▲教会内部 ツリーっぽいものはクリスマス飾りでしょう。

そんな感じで観光をしていたところ、程よい時間になってきたため、フォンデュ会へ向かうことに。フォンデュ会はMさんのお友達主催で、6~7人の小規模なものでした。
こういう時はドイツ語を試すチャンスということで、自己紹介から初めて色々と話してみましたが、まだコミュニケーションをうまくとれずにもどかしいです。

何か色々話をしていたような気がしますが、「Wein-Nacht-Markt(ヴァインナハトマルクト)」の話が記憶に残っています。「Wein」はワイン、「Nacht」は夜、「Markt」はマーケットですので、別段変わった表現ではないのですが、実はこれはクリスマスマーケットとかけたダジャレになっています。

ドイツ語でクリスマスは「Weihnachten(ヴァイナハテン)」といいます。ですから、クリスマスマーケットは「Weihnachtsmarkt(ヴァイナハツマルクト)」となるわけです。さっきのワインのものと発音はそっくりです。

モーゼルの街でそんなイベントをやっているらしく、おすすめされたのです。年末までは時間があるため、Mさんと一緒に行ってみることにしました。
その話はまた明日ということで。


[Wein-Nacht-Markt]
http://www.mosel-wein-nachts-markt.de/