Wuppertal 留学日記

2013年10月から1年間、交換留学でドイツへ行く機会に恵まれました。体験談などを書き残していきたいと思います。

193日目(4月11日 金) ドイツへ帰国

ドイツへ帰国

イギリス旅行もこれでおしまい、帰国です。
この日はヒースロー空港近くのややお高いホテルに泊まっていたのですが、おかげさまで朝食バイキングが豪華でした。久々にドカ食いしてしまいました。

飛行機に乗り慣れていないこともあって、どれくらいのタイミングでチェックインしなければならないのかよく分からずにいたのですが、予定していた時間よりちょっと出遅れてしまいました。それでも遅れることはなかったわけですが、若干不安になりました。

チェックインは機械式だったため問題なくできたのですが、その後の手続きで手間取りました。荷物が検査対象になってしまい、係のおばさまにカバンの中身を改められてしまったのです。
今回はリュックサック一つで旅行をしていたため、すべての荷物がそこに入っており、しまうのが大変だったのですが一つ一つ取り出して確認されることに。

おばさまが陽気な方で、お土産として購入していたお茶やらミュージカルのパンフレットやらを見るたびにコメントをしてくれるのが面白かったのですが、私の後ろにも順番を待っている方がおり、その方が時間がないようで焦っているオーラが後ろからひしひしと伝わってきてなんとも申し訳ない気持ちになりました。

結局すべての手続きが終わってみたら、30分ほど余裕があり、お土産屋などをうろつく時間も十分に確保できました。


長いようで短い滞在でした。アナログな旅というコンセプトも一応は貫くことができ、電子端末による情報を利用することなく旅を終えることができました。
見たかった博物館も押さえられましたし、若干見切れなかった部分はあったにしても、色々と盛り沢山の旅になりました。

当初予定していなかったこと(観劇など)も予定に組み込んだため、意外な発見や新しい文化との出会いもありました。こうやって一人であちこち行くのもいいものですね。ドイツでは寮の部屋という落ち着く場所が確保されているため、生活が容易になったのと同時にアウェイな環境にいるという緊張感がやや失われてしまったように思います。

落ち着きがあるのは良いことかもしれませんが、ダラダラした生活をする原因にもなります。実際、ドイツで部屋にこもりがちだった期間もありますし、ドイツでの生活を日常化して退屈なものに変えてしまっているような気がしていました。

とにかく外へ出てみた方が良いのかもしれませんね。といっても一生あちこちをフラフラしているわけにもいかないでしょうし、そのような生活をし始めたら今度は落ち着きたくなったりするのかもしれません。



ところで、日本にいる間に某教授に訓練していただいていたため、英語にはある程度自信があったのですが、英国に行って咄嗟に「Bitte!」とか「Danke!」などと言ってしまうことが何度もあり、自分の状態に驚きました。とにかくPleaseが出てきませんでした。

ドイツ到着当初はその程度の独単語すら口をついて出てこなかったように思いますが、今度は英語が出てきづらくなっているのかもしれません。全くコミュニケーションが取れないというほどではありませんが、以前にも増してかなりいびつな英語になっていたような気がします。それでも相手をしてくださった英国紳士淑女の皆様には本当に助けられました。

一週間英語生活をしていたらドイツに帰ってからドイツ語が出てきづらくなったりするのだろうか、と心配していましたが、帰国後は案外すんなりドイツ語生活に戻ってくることができました。一週間では脳内のスイッチは切り変わらないようです。日本に帰った時はどうなってしまうのでしょう。例の留学のW字曲線の話もありますし、恐ろしくもあり、少し楽しみでもあります。


あ、そういえばオイスターカードの件を書いたかしら...?