Wuppertal 留学日記

2013年10月から1年間、交換留学でドイツへ行く機会に恵まれました。体験談などを書き残していきたいと思います。

81日目(12月20日 金) デュッセルドルフクリスマスマーケット → レバノン

デュッセルドルフクリスマスマーケット → レバノン

さて、金曜日は毎週恒例TeePartyの日なのですが、今日は大学に集まるのではなく駅前に集合して皆でクリスマスマーケットへ行くことになっていました。行き先はその場で決定したのですが、表題にある通りデュッセルドルフです。

デュッセルドルフはドイツ到着初日以降一度も訪れていませんでした。あの時は大荷物と不安を抱えていたこともあって、特に街を見て回ることはありませんでした。「ホテルの朝食がおいしかった」という以外の思い出はありません。
ですから、デュッセルドルフはクリスマスマーケットを抜きにしても私にとっては新鮮な行先でした。

ちなみに、デュッセルドルフはWuppertalから電車で30分弱という近場なのですが、近すぎる故かJさんを始めとするドイツ組もクリスマスマーケットのために訪れたことはないようでした。デュッセルドルフ駅に到着した瞬間、「で、クリスマスマーケットはどこよ?」というような話をしていたくらいです。

おそらく、クリスマスマーケットといっても特定の一か所にだけあるわけではなくて、あちこちで集落のように営まれているようなのですが、特に大きなエリアをJさんがスマートフォンで見つけてくれたようです。地下鉄で2~3駅移動して、ライン川にほど近いクリスマスマーケットへ向かいました。

売られているものは大体Wuppertalでも見つけることができるものだったりしますが、Wuppertalより街が大きいこともあってお店の数・種類は比較にならないほど多かったです。


食事関連の感想としては、Champignon(マッシュルーム)と玉ねぎの料理がおいしかったです。単にChampignonと称して売られていたのですが、正確な商品名はよく分かりません。
それから、小さなカステラのようなお菓子も食べました。名前は失念しましたが、「見た目はたこ焼きみたい」(日本語を学ぶM氏曰く)な変わったお菓子でした。


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▲不思議な形をしているお店です。
これは、あるオモチャを模しているそうなのですが、そのオモチャというのがこの写真のようなプロペラのついた塔のふもとにろうそくを立てて、その熱で空気が熱されてプロペラが自動回転するというようなローテクなのかハイテクなのかよく分からないものなのだそうです。
後日Wuppertalのショッピングモールで発見しましたが、ちょっとお高かったため購入はしませんでした。

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▲本日のベストショット(クリスマスマーケットは一切関係ない)

写真左側に写っているのは「ラインタワー」です。
ラインタワーは時計としての機能を持っているらしく、タワーに並ぶ光の数が上から順に「10分・1時間・1分」を表しているのだそうです。

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▲時刻を表す光がうっすら見える?

つまり、この写真は1811時を表しているわけですが、どうやらこの時計は未だにサマータイムを刻み続けているらしく、実際の撮影時刻は一時間早い1711時でした。

というわけで、クリスマスマーケット以外にも純粋な観光を挟みつつウロウロしていました。ただ、屋外は風通しが良すぎて寒かったため、どこかお店に入ろうということになり、その後ピザ屋さんに行きました。

そういえば、本場のピザって薄いんですよね。日本のデリバリーピザは分厚いのが一般的ですが、オリジナルは生地がぺらっぺらです。
ですが、非常に食べごたえがありました。また、デュッセルドルフはアルトビールで有名ということでしたので、それも注文してみました。
初めて黒ビールを飲んだのは、サイクリング部のイベントで北海道へ行ったときでした。その時は輪をかけてマズイビールといった印象だったのですが、最近はビールを飲み慣れたこともあってかおいしく感じます。先日戦車博物館へ行った折も黒ビールでしたが、あれもおいしかったです。

それにしても、あちこち違う街へ行くたびに違う銘柄のビールを飲むことができるというのは面白いですね。


夕食後は、用事があるメンバーもいたためWuppertalへ帰りました。が、その後時間をおいてまたバー・レバノンへ行こうということになりました。せっかくのお誘いなので今回も参加しました。

バー・レバノンのマスターは気さくで人のいいおじさんです。今回はドイツ語の練習台になってもらって色々話しかけてみました。レバノン料理のおすすめを聞いて注文してみたのです。
なんだかナンのような生地にソースをつけて食べる料理と、唐揚げのようなものを持ってきてくれました。

レバノン料理に、トルコのDöner、イタリアのパスタにピザ、そしてSushi and moreで寿司を始めとしたアジアンフードといった具合にWuppertalの街ではあちこちの料理を食べることができます。それも、本場の国からの移民がお店を開いていることが多いそうなので、本物の現地の料理を食べることができます。これは欧州ならではの特徴かもしれませんね。