Wuppertal 留学日記

2013年10月から1年間、交換留学でドイツへ行く機会に恵まれました。体験談などを書き残していきたいと思います。

59日目(11月28日 木) レバノン再び

レバノン再び

この日は、Jさんにお誘いいただいてBarレバノン(水タバコのお店)に行くことになっていました。といっても夜からなので昼間は暇でした。
洗濯をしようとランドリーに向かったら久しぶりにJくんに会いました。国際交流課のイベントに行くたびにJくんにはお世話になっていましたが、そういえば最近はそっちのイベントに参加していませんでした。

先週の木曜日はJさん宅でアニメ会があったためUni Kneipにも行けませんでしたし、また先週末はMunsterに行っていたため土日のイベントも参加できませんでした(国際交流課のイベントとして、先週末はアムステルダム一泊旅行が企画されていました)。
アムステルダムどうだった?と聞いてみたところ、いろいろ面白い話を聞かせてくれました。

オランダでは一部の比較的安全な薬物が合法化されているらしく、マリファナなどをあちこちで購入できるようです。カフェに入れば「マフィンとマリファナのセット」のような形のメニューがあったりと、マリファナが日常生活の中に溶け込んでいるらしいです。
Jくんは試さなかったらしいですが、面白い光景だったそうです。

今日も木曜でしたので、また詳しい話はUni Kneipで、ということになりました。Jさんとの約束は少し遅めの時間からだったので、はしごすることにしたのです。


KneipではJくんに写真を見せてもらいながら、いろいろ話を聞いていました。ライフワークのジオキャッシングも相当はかどったようです。話が面白かったので聞き入っていたら、Jさんとの約束の時間ぎりぎりになってしまい、あわてて駅まで走っていくことになりました。

JさんはFacebookで参加者を募っていたため、何人か日本人メンバーも来るのかなと思っていたのですが、今回は自分ひとりでした。あとは日本語クラスを受講しているドイツ人学生が5~6人来ていました。
日本に来たことがあるという方もいたのですが、短期間だったためあちこち見に行くことはできなかったそうです。その方は「富士急ハイランドのスゴイジェットコースターに乗るのが夢です」と言っていました。う~ん。

日本人が一人だと、「日本語で○○って何ていうの?」とか「こういう時日本語ではなんていうんだい?」というような質問が全部自分に来るので面白かったです。自分も「ドイツ語ではどういうの?」というようなことを聞きまくっていました。
お互いの言語に関するネタは鉄板ですね。非常に話しやすい上に実用的な知識が身に付きます。

ところで、ドイツ語では二人称が二種類あります。
英語なら「You」でOKのところを「Du」と「Sie」という二つの単語を使いわけなければならないのです。

「du」は親称といって、親しい間柄で使われる言葉です。「君」と訳されていることが多いような気がします。「Sie」は敬称といって、それほど親しくない間柄、あるいは立場が上の人に対して使われます。「あなた」でしょうか。
このduとSieによって動詞も変化したりするので面倒といえば面倒なのですが、日本語でいう敬語のようなものと思えば納得です。
日本でもいきなり「タメ口」で話しかけるのは無礼だったりしますが、ドイツでも似たような感覚なのでしょう。

ですから、なるべくSieを使うように心がけていたのですが、今日の飲み会の席でSieを使ったところ「ああ、それはちょっと丁寧すぎるね」と言われました。その人とは今日が初対面だったので、間違いなくSieを使うべき相手だろうと思っていたのですが、そんなことはなかったようです。
「道端で知らない人に道を聞く時とか、明らかに年上が相手の時はSieを使った方がいいけど、学生同士の飲み会の場ではduでいいんだよ」とのことでした。
とはいっても初対面なのですが、それでいいのでしょうか。人間関係の距離感も言語的な距離感も難しいですね。