Wuppertal 留学日記

2013年10月から1年間、交換留学でドイツへ行く機会に恵まれました。体験談などを書き残していきたいと思います。

47日目(11月16日 土) タンデム飲み会

タンデム飲み会

昨日のTeePartyで「みんなでビールを飲みに行きませんか?」という話になりました。Facebookで連絡を取り合った結果、早速土曜日の夜集まることになりました。
今までビールを買ってきて飲んだことはあったものの、どこかお店へ行ったことはなかったので楽しみにしていました。
集合時間は2000時でした。晩御飯は各自食べてきて、文字通り飲むだけの会のようです。

集合場所は、以前大学の市内観光ツアーで連れて行ってもらった教会の広場になりました。夜そこを訪れたことはなかったため、見たことのある景色もまた違って見えます。集まったのは、日本人3人/ドイツ人3人の計6人でした。
当初予定していたお店へ向かったのですが、貸切でパーティをしているとのことで早速行く当てがなくなってしまいました。別のお店を探すべく、あたりをうろうろしていたのですが、そこかしこに飲み屋があることが分かりました。昼間訪れた際はまったく気が付きませんでした。建物の外見もあたりの民家と大差なかったりするので、人で賑わっていなければただの街の景色になってしまいます。

「とりあえずビールを」と注文しようとしても、「ビール」というメニューはありません。Pils / Kölsch / Altといった具合に、ビールの種類を選ぶことになります。値段は一杯2.5ユーロ程度ですので、日本よりも安いかもしれません。
一つのお店で2~3杯飲んだら移動して...ということを繰り返し、この後は3件ほどお店を巡りました。
最後のお店はレバノンカフェ?みたいな名前のお店で、一風変わった雰囲気でした。「このお店にはShishaがあるから試してみましょう」と勧められたのですが、Shishaがなんなのか分かりません。しかも、メニューを見ると10ユーロ近い値段ですから、普通のお酒とは何か違いそうです。

運ばれてきたのは何か不思議な器具でした。他の日本人の方曰く、水タバコらしいです。タバコの類は一切吸ったことがありませんでしたし、できることなら今後も無縁でいたいと思っていましたが、目の前の不思議な物体には興味が湧きました。普通のタバコより害は少なそうですし。

注文時に味を選べるのですが、何を選んだか忘れてしまいました。オレンジのような、フルーティな味だったような気がします。

煙から味(というか風味?)がするというのは、言葉では表しがたい感覚でした。気体の食べ物というかなんというか...
食べ物=個体、飲み物=液体、煙草類=気体ということで、味覚を三つの状態で制覇したわけで、何か妙な達成感を覚えました。
まさかこんな形でタバコデビューをすることになるとは思いませんでしたが、面白い体験になりました。

結局このお店に長居してしまい、0300時くらいになってしまいました。Wuppertalのバスの始発は3時台だそうで、これに合わせて帰ろうということになりました。
3時に外を出歩くなんて、日本でも怖くてできません。ましてや海外でなんて...とビクビクしていたのですが、バスの始発があることもあってか、こちらの人たちにとってはすでに活動開始時刻のようです。まだ暗いというのに飲食系の出店が開き始めていたうえに、駅周辺にもたくさん人がいます。それもチンピラ系ではなく、学生や会社員風の人たちです。「海外は危険」という意識が強かったため、余計に驚かされました。かなり治安はよさそうです。